病気と闘う母の事 ②脳出血後遺症とリハビリ

脳出血は出血した場所にもよるが、後遺症が残ることがほとんどで、

私の母は右脳の被殻と呼ばれる部分の損傷だったので、

左半身麻痺と軽度の言語障害(口の筋肉麻痺で喋りづらいなど)が残った。

↓↓ 脳出血 出血部位別症状は こちら ↓↓

脳出血の好発部位とその症状は?どんな後遺症が残る? | 脳卒中に関する悩みを解決するブログ (a-stroke-of-luck.com)

 

 

始めはベッドの上で上体を起こすことも一人でできないほど、体の筋肉が落ち、

入院して2,3日は、脳の損傷の影響が大きく、普段の母からは想像もしないような暴言が出てきたり、ワガママを看護師さんに言ったりと見たことのない母の姿に驚き、その時はこんな事がこの先ずっと続いてしまうのかと思い、ひどく落ち込んだのを覚えている。

 

しかし、母は症状が悪化する前に発見されたことと、比較的年齢が若いことから、

症状が悪化することはなく、リハビリを通して徐々に発症前の生活に戻りつつある。

 

ベッドの上で上体を起こせず、歩くことも一人でトイレに行くこともできなかった母が、今では夕方の散歩ができ、大好きだった料理も、時間はかかっても野菜を切ったり、鍋に入った具材を混ぜたりすることができる。

洗濯や掃除も父が仕事の間一人でこなしている。

 

作業療法士の方曰く、リハビリから約5カ月で、ここまで回復できる人は、

同じ年頃の方でもなかなかいないし、回復のペースは驚異的なスピードらしい。

 

母の頑張りと、母のリハビリに携わっていただいた作業療法士さんのおかげで、

今日も母は元気に過ごしています。

 

 

f:id:ikurashake:20210127161435p:plain

(LINEのやりとりは発症から約1カ月。リハビリ病院に転移してから約1週間後のこと)